ハクビシンの被害に遭っている人は、一刻も早く駆除して正常な状態を取り戻したいという思いが強いため、駆除業者を選ぶ間もなく依頼をしてしまうケースも多いことでしょう。
しかし、お金を払って駆除してもらう以上、信頼できる業者かどうかの見極めは必要です。
見分け方を知らずに駆除業者を選んでしまったために悪質な業者に当たってしまったということにもなりかねません。
電話で見積もりを取り、安いと思って依頼したら現地で高額の見積もりに替えられてしまうケースは典型的です。
必要以上の工事を迫ったり、ハクビシンの駆除とは関係のない部分のリフォームを提案されることもあります。
それで断れればよいのですが、ただでさえ早急な解決を求めている依頼人は不安を煽られて契約してしまいがちなのです。
ハクビシンの被害は甚大なものですが、悪質業者の被害まで受ける必要はありません。
見分け方を学び、悪質業者はきっぱりと断る信念を持って見積もりを依頼しましょう。
駆除業者の見分け方として明確に分けられるのが、鳥獣捕獲許可の取得の有無です。
有害鳥獣であっても、野生の動物を捕獲するには届け出を出さなければなりません。
ハクビシンは有害鳥獣に分類されていますからこの届け出がない限り駆除作業はできないはずですが、悪質業者は届け出なしで行っている場合もあります。
そもそも法律に違反している業者は絶対に避けましょう。
ホームページを持っている業者なら許可を取得しているか否か確認することもできますし、これまでの実績を確認することもできるためおすすめです。
また、事前の調査が雑でどのようにして捕獲・駆除するのかをきちんと教えてくれない業者は悪質業者である可能性が高いです。
不安を煽る口上は事前の説明にはなりませんので、危険性をたくさん教えてくれたから大丈夫だとは思わないでください。
大切なのは、なぜ駆除するかではなく、どうやって駆除するか、なのです。
さらに、見積もりがいい加減な業者も危険です。
どのような会社でもしっかりした企業ならば何か金銭の授受が発生する場合にその内訳を共有するでしょう。
悪徳業者は見積もりを出さないまま作業し、後で書類を渡すこともあります。
見積もりの段階で安すぎる場合は後から追加費用として増額させられるパターンもありますので、なぜその金額なのかを十分に説明してもらう必要がありそうです。
ハクビシン駆除業者なら駆除後に保証期間を設けている場合が多いですが、保証がなかったり、保証のために料金を払わなければならなかったりする場合も要注意です。
まずはハクビシン駆除の悪質業者に当たらないための第一段階として、ホームページを隅から隅までチェックしてから見積もりを依頼することをおすすめします。