近年、都心でも見かけるようになったハクビシンは被害が増えており、家庭菜園に被害を与える可能性があります。
ハクビシンは、基本的に落葉樹や常緑林など、木の上で生活をします。
体は小さく、5本指と鋭い爪を持っているため、枝の上でも移動ができます。
しかし、最近では森林地帯だけでなく人が住んでいる場所や都会にまで出没し、屋根裏に巣をつくって生活するのです。
ハクビシンの繁殖能力は非常に高く、1度に3頭ほど産み、1年で何回も出産します。
甘い野菜や果物を好んで食べるため、家庭菜園を荒らしてしまう可能性も非常に高いです。
家庭菜園でつくった野菜や果物は、ハクビシン対策を行わなければ収穫量が上がらず、近隣にも被害を及ぼしてしまう可能性も考えられるため、しっかりと対策を行いましょう。

家庭菜園をハクビシンの被害から守るためには、ハクビシンの特徴や習性を知ることから始めましょう。
特徴や習性を知ることで、適切な対策をとることができるからです。
例えば、ハクビシンの生態は夜行性であるため、それを逆手にとって、照明を使うことです。
柵やネットでは、ジャンプ力が優れているため、簡単に飛び越えられてしまいますが、照明を使用することで明るい場所を警戒し、家庭菜園に近づけさせないというのもハクビシンの特徴や習性を利用したひとつの対策です。
また、ハクビシンに狙われない家庭菜園づくりも重要です。
家庭菜園が多すぎる、作物を放置するとハクビシンの餌になるため、注意が必要です。
一度、ハクビシンの被害に遭っても適切な処置と対策を行えば被害を減らすことができます。
これから家庭菜園をつくる人、ハクビシンの被害に悩んでいる人は早急にハクビシン対策を行いましょう。

家庭菜園をハクビシンの被害から守る対策はできますが、ハクビシンは鳥獣保護法という法律によって、自分で勝手に駆除することができません。
許可がおりていない状態でハクビシンを駆除してしまうと、罰則を科せられます。
また、罠を仕掛け捕獲する場合は免許が必要です。
自分では上手く対処できなく、対策の仕方がわからない人は害虫駆除などの専門業者に依頼しましょう。
専門業者によるハクビシン駆除は適切な対処を行います。
長い間ハクビシンの被害に遭っている人や、ハクビシンの出没数が多く手をつけられない人は一度害虫駆除などの専門業者に相談してみてはいかがでしょうか。