全国各地に生息しているハクビシンは、イタチのようなスリムな体型をしているため、頭が入る程度の隙間があれば簡単に侵入することができます。
近年、住宅地に出没することが多くなっており、わずかな隙間から侵入し天井や屋根裏に住み着き、排泄を繰り返します。
ハクビシンの糞害により、悪臭やシミ以外にもゴキブリなどの害虫が発生する原因となるため、家庭でもハクビシンの対策が必要です。
夜中になると天井や屋根裏を駆け回り、その騒音からストレスを感じることもあります。
また、人に攻撃してくることがあり、雑菌を多く含んでいるハクビシンから感染症を患う可能性もあります。
見た目は可愛いと思うかもしれませんが、ハクビシンは駆除が必要な動物です。

鳥獣保護法により、人に被害を与えるハクビシンでも勝手に家庭内で捕獲したり殺したりすことは禁止されています。
そのため、家庭内でできることはハクビシンが侵入しないための対策を行うことです。
家庭内でもハクビシンの侵入を防ぐ対策は十分に可能です。
ハクビシンの侵入を防ぐためには、侵入経路を探して塞ぐ、ハクビシンが登る木などの足場をつくらない、食べ物や生ゴミを放置しないことです。
ハクビシンの対策として、フェンスを設置する家庭がありますが、垂直に1メートル以上ジャンプすることができるため、簡単に超えられてしまいます。
もし、ハクビシンが家庭内に侵入してしまった場合は、にんにく、石油、木酢液を置きましょう。
これらの臭いを嫌がる習性があるので、家庭内に置いておくことで追い払うことができます。
また、オオカミの尿の臭いも嫌いますので、オオカミの尿の成分が入っている忌避剤も併用して使用すると効果的です。

ハクビシンが侵入できる隙間をすべて塞いでしまうことが一番の対策ですが、家庭内ですべての隙間を確認し塞ぐことは非常に困難です。
ですので、ハクビシン対策グッズを使用しましょう。
ハクビシンは夜行性なため、青色LEDストロボが有効です。
ハクビシンに限定せず、夜行性の動物には青色LEDが有効であることが知られています。
青色LEDストロボを様々な場所に設置することで、ハクビシンを寄せ付けない効果があります。
家庭内でできる有効的な対策は限られていますが、できるだけ対策を行うことが大切です。
しかし、どんなに家庭内で対策を行っていてもハクビシンに侵入されてしまう可能性がないわけではありません。
ハクビシンの駆除は簡単ではありませんので、専門の駆除業者に依頼するのが最善の方法です。