最近では住宅地でもハクビシンの被害に遭うことがあります。
ハクビシンの被害に遭っている人は、ハクビシンの天敵について知っておきましょう。
ハクビシンは日本の在来種であるか、外来種であるか不明ですが、一般的にはフクロウや鷹などの猛禽類が天敵であると言われています。
人間が住んでいる家の屋根裏などを住処にしているハクビシンにとっては、人間に見つかると駆除されるため、人間も天敵の一つかもしれません。
最近では、ハクビシンの一番の天敵はアライグマです。
アライグマもハクビシンと同様に、山林だけでなく人間が住んでいる家の屋根裏や床下、住宅街に住み着きます。
ハクビシンと比べてアライグマは大きく凶暴であるため、ハクビシンを見つけると追い出してしまうのです。
ハクビシンの子供は15㎝ほどのサイズで生まれ、フクロウや鷹、鷲などの猛禽類の鳥に狙われることが多いですが、約3ヶ月で大人のハクビシンと同じサイズになるため、その時期に猛禽類の鳥に狙われることが少なく、都心では少ないケースと言えるでしょう。
ハクビシンを天敵によって、家から追い出すことができても、アライグマが住み着いてしまっては意味がありません。
容易に捕獲しようすると、襲ってきたり、怪我をしたりする恐れがあるため、注意が必要です。
ハクビシンが苦手とする臭いや音、光を使用して駆除すると良いでしょう。
ハクビシンを天敵によって追い出すことが難しい場合は、ハクビシンが嫌う臭いで追い出しましょう。
刺激性の強い臭いが苦手であるため、獣臭やニンニク、石油系の臭いを使うとハクビシンが近寄りにくくなります。
市販の忌避剤も有効活用しましょう。
学習能力が高いため、定期的に忌避剤を撒いておくと近寄らなくなります。
既に家に住み着いている場合は、燻煙剤で追い出すことができますが、パニックになったハクビシンは人間に襲ってくる可能性があるため、素人では危険です。
また、青色LEDや、強いストロボフラッシュもハクビシンを追い払うことができます。
ブザーのような音もハクビシンの駆除対策の一つですが、近隣に迷惑がかかる可能性があるため、人間の耳では聞き取ることができない超音波を使用することをおすすめします。
ハクビシンは、捕獲しようとすると有害鳥獣の捕獲許可申請が必要になるため、勝手に保護してはいけません。
また、危険であるためハクビシンの被害に悩んでいる人は、ハクビシンの駆除を専門とする業者に依頼しましょう。
駆除した後は、再び住みつかないように対策も行うことが大切です。
ハクビシン対策についても、プロの業者に相談してみるといいでしょう。