ハクビシンの被害は、森や山などの自然が多い地域で起こっているというイメージがありますが、最近では都会でもハクビシンの被害に遭うことが増えてきています。
都会に住んでいる人もハクビシンの被害は他人事だと思わずに、対策を行わなければなりません。
ハクビシンの生息地は、森林地帯で樹上生活をしますが、雑食性なことや適応力に優れているため、都会でも生きることができます。
都会でもハクビシンの被害が増えてきた原因として挙げられるのは、ハクビシンの天敵が都会に少ないからです。
人間に襲われた経験が少ないため、人間がたくさんいる都会でもハクビシンは怖がりません。
また、ゴミが散乱している場所はハクビシンにとって絶好の餌場となり、わざわざ森林に餌を探しに行かなくても餌を見つけることができてしまうのです。
都会での暮らしに適応し、家の屋根裏や空き家、お寺、雑木林などをねぐらにしています。
都会のマンションに住んでいれば、被害に遭うことがないと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、ハクビシンはほんの少しの隙間から侵入するため、高層マンションであっても気がつかないうちに侵入し、繁殖する恐れがあります。
ハクビシンの足は肉球が盛り上がっており、摩擦力で電柱も簡単に登ることができます。
高い場所から高い場所へ移動も簡単できてしまうため、都会でも移動に困ることがありません。
見た目は可愛いらしいハクビシンですが、気性が荒く、人を襲う危険性もあり、実際に被害に遭っている人も少なくありません。
可愛い見た目から、手を出してしまいそうになりますが、むやみに手を出すと噛み付いたり、引っ掻かれたりするでしょう。
怪我だけではなく、ウィルスに感染してしまう危険性があるため、ハクビシンに遭遇した際は、注意しましょう。
これまでハクビシンの被害に遭ったことがない人や、見たことがない人は、ハクビシンの対策をしていないことが多いです。
そのため、気がつかないうちに家庭菜園が荒らされたり、屋根裏に住み着かれていたりという被害を受けるかもしれません。
都会でハクビシンの被害に遭わないためにも、しっかり対策をしておきましょう。
例えば、通風口や換気口などの隙間は塞ぐことです。
少しの隙間でも侵入してくる恐れがあるため、建物の隙間は注意してください。
また、家の周辺に高い木がある場合も要注意です。
高い木がある場合は、定期的に切っておきましょう。
家庭菜園をしている人は、収穫を放置しているとハクビシンに荒らされてしまう危険性があるため、網を張ったり収穫は早く済ませたりなどの対策が必要です。
生ゴミなどもハクビシンの餌になるため溜めておかずに、こまめに処分してください。
都会でもできる対策はたくさんあります。
対策をすることで、ハクビシンの被害に遭う確率が大きく異なるため、家庭でもハクビシンの対策を行いましょう。