鼻筋に白いラインがあり、見た目は可愛いと感じるハクビシンですが、近年では都会にも出現し、屋根裏や天井裏に住み着いてしまい、騒音被害、糞尿被害に悩まされる人も少なくありません。
また、ハクビシンの運動能力は非常に優れているため、簡単な対策では被害を防ぐことができないでしょう。
ハクビシンは、掘りの上や電線の上を歩くことができたり、木や電柱を上り下りしたりすることができます。
ジャンプ力に優れており、ハクビシン対策のために柵を設けていても簡単に飛び越えてしまうのです。
見た目はタヌキに似ていますが、タヌキよりもずっと高度な運動能力を持っています。
ハクビシンは、樹上で生活することに適している生き物です。
しかし、木から木へ飛び移ることはせず、地面と高い場所を自由に行き来します。
農業をしている人は、ネットや電気柵を設けて、ハクビシンから作物を守る人も多いですが、少しの隙間から侵入することができるため、ネットや電気柵だけでは完全な対策とは言えないでしょう。
ハクビシンが都会や住宅地で生息する理由は、電線があるからです。
電線を利用して移動することができるため、自動車と衝突することがなく、安全に生息できると感じるからでしょう。
ハクビシンは、人に慣れていることもあり、人と遭遇しても怖がりません。
気性も荒いため、攻撃をすると人に襲いかかってくる恐れがあります。
屋根裏や天井裏が住処となり、悩んでいる人はハクビシンの駆除に慣れている業者に依頼し、侵入防止対策を兼ねて駆除してもらうと安心です。
その際、自分でも駆除ができそうに感じますが、高い運動能力を持っているハクビシンを追い出すことが難しいでしょう。
また、個人で許可なく捕まえてしまうと、鳥獣保護法違反になるため注意してください。
保健所や役所などに有害鳥獣駆除の申請を行わなければなりませんが、申請してから2〜4週間ほどかかります。
家にハクビシンが住み着いてしまっている状態であれば、臭いや騒音を我慢しながら申請がおりるまで待たなければなりません。
できるだけ早く駆除したいと考えている人は、業者に依頼することをおすすめします。